狭小地・変形地を生かした家づくり

変形地、狭小地

家を建てるなら、正方形や長方形のような整形地に建築するのが理想的ですが、実際は条件のいい土地ばかりではありません。「家が建てづらいのではないか」と、敬遠されがちな狭小地や変形地のような土地であっても、工夫次第でその土地ならではの特徴を生かした個性あふれる家づくりが実現できます。

狭小地とはどんな土地?

特に定義が定められてはいませんが、敷地面積が30坪に満たない土地を一般的に「狭小地」と呼んでいるようです。面積が狭いだけでなく、三角形や台形のように変形した土地の場合も多く見られます。また、狭小地は都市部や市街地などの密集したエリアに多い傾向があります。建物の延べ床面積を広くするために、3階建て以上の住宅になるケースが多いのが特徴です。

狭小地の家づくりのポイント

面積の限られた狭小住宅でも、設計の工夫で実面積以上の広さが感じられ、快適に暮らすことが可能です。例えば、リビングに勾配天井や天窓を設けたり、中庭を造るなどの工夫をすることで、視界が抜け、明るさと開放感が得られます。大きな窓や吹き抜けも空間を広く見せるのに有効です。

ビルトインガレージは狭小地と相性がいい

狭小地は平面の広さを確保できない分、間取りは立体的に考える必要があります。例えば、1階は駐車スペースと収納、2階・3階を居住空間とした3階建てのビルトインガレージハウスなら敷地を有効活用できます。さらに屋上を整備すれば、ガーデニングや家庭菜園、子どもの遊び場として、あるいはバーベキューやテントを張っておうちキャンプを楽しむことも。

スキップフロアは狭小住宅の味方

床の高さを半階ずつずらして半地下や中2階・中3階を設け、階段で上下階をつなぐ「スキップフロア」は狭小地の心強い味方。外観は2階建てでも3層や4層の空間を造ることが可能で、壁で仕切らなければ各フロアが緩やかにつながり、狭小住宅でも圧迫感や狭さを感じにくくなります。

変形地とはどんな土地?

いびつな形をした土地のことを「変形地」といいます。正方形や長方形のように整形された土地と違い、三角形や五角形、台形、または極端に細長い土地や、間口が狭く通路のような長い土地の奥に広いスペースがある「旗竿地」、土地に高低差のある「傾斜地」などがあります。

三角形などの変形地に家を建てる

三角形や台形などの土地の場合は、その地形に合わせた家を設計することが大切。特に限られた敷地面積に四角い建物を配置すると、建物自体が小さくなってしまい、敷地にもデッドスペースができてしまいます。むしろユニークな地形を逆手にとって、建物も三角形やL字型、台形など、個性的なフォルムの家づくりが楽しめます。

旗竿地に家を建てる

公道から奥まった場所にあるのが旗竿地の特徴。出入りが不便、駐車がしにくいなどのデメリットはありますが、敷地のそばを車や人が通ることがなく、車の騒音や人の目線が気にならず、静かな生活を送ることができます。建設基準法で道路に面した敷地の幅は2メートル以上であることが定められています。

傾斜地に家を建てる

小高い丘や山沿いなどの傾斜地に家を建てる場合、おのずと地下部分ができます。その地下部分を利用してビルトインガレージを設けたり、玄関を上の階層にしたり、スキップフロアを取り入れてみるなど、傾斜や高低差を生かした家づくりが楽しめます。また眺望のよさや自然光をたっぷり取り込むことができるのも傾斜地ならではの特徴です。

狭小地・変形地のメリットとデメリット

狭小地・変形地のメリット

狭小地・変形地のメリットは、土地の面積に対して価格が抑えられていることが多く、お得に土地を取得できる点。また利便性の高い地域で生活できることや、土地の特徴を生かしたデザイン性の高い、オンリーワンの家づくりが楽しめることでしょう。

狭小地・変形地のデメリット

デメリットとしては、近隣住宅との距離が近いことによる圧迫感やプライバシーの保護、日当たりや風通しなどの問題も考えられます。しかし、メリットを最大限に生かすことによって、これらのデメリットは解消されるのではないでしょうか。

いかがでしたか?

狭小地や変形地の家づくりでは設計力や経験値も問われます。大成住建では、狭小地や変形地にもしっかりと対応し、ご家族のライフスタイルに合った居住性とデザイン性を兼ね備えたビルトインガレージのある家を実現いたします。

過去に変形地にビルトインガレージつきの住宅を建てさせていただきました。事例のご紹介です。
変形地でも間取りの工夫をすれば活用ができます。
変形地・狭小地に立てる家の事例

憧れを現実にする家
ビルトインガレージのある家
株式会社大成住建公式WEBサイト

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